地域情報
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■遺しておきたい文化遺産

本村には、尚円王生誕の地として、貴重な文化財が数多く遺されています。こうした文化財のうち、伊是名城跡、伊是名王御殿など県指定文化財が尚家第二十二代当主・尚裕氏により本村に寄贈され、歴史の島を誇る村民の大きな励みとなっています。


■国指定重要文化財

●銘苅家住宅
金丸の叔父は「銘苅大屋子」となり、銘苅家(1977年国指定重要文化財)として今にのこり、銘苅家文書などが、ふれあい民俗館に展示されている。字伊是名銘苅殿内

大交易時代、海上交通の要と言われた伊平屋島を眼下に控えた岩山に立つ伊是名城跡は、十一〜十四世紀のグスク時代に築城されたと伝えられています。三山を統一した尚巴志王の祖父鮫川大主により石垣で固められ、今帰仁軍の水攻めにも落ちず、難攻不落の城と言われていました。この城の北の麓にある玉御殿は、王都首里の玉陵の築造後に造営され、聖域として、今でも島内外から多くの参拝者が訪れています。創建当初は、珍しい木造瓦葺でしたが、一六八八年に修復され今日の石造の墓となり、勢理客の東のはずれウツタグチテランソウから二度に亘る移動により現在の場所に祀られました。墓には、西室と東室の二つの墓室があり、尚円王の父尚禝王とその妃、姉、叔母、叔父、が祀られています。



■県指定重要文化財

●あさぎ
神アサギ。内花を除く伊是名、仲田、諸見、勢理客の各字にあり、祭事の象徴として神秘的な雰囲気を醸し出している。


●アハラ御嶽のウバメガシ・琉球松の群生


●伊是名城跡のイワヒバ

●伊是名城跡
第一尚氏尚巴志の祖父、鮫川大主の築城した城跡である。島の東端、海岸に接し、きり立った岩山は天然の要塞でもある。城跡のふもとに伊是名玉御殿がある。


●尚円王生誕地(みほそ所)
金丸のへその緒をまつってあるのがみほそ所である。近くに産湯をつかったという潮平御川があり、一帯は尚円王御庭公園として整備されている。

●伊是名玉御殿
伊是名グスクは第一尚氏の築城であるが、そのすそのに建立されている墳墓で、尚円とその親族が葬られている。玉御殿(タマウドゥン)という言葉はここと首里王府の墳墓にしか使われていない。



玉御殿には、数々の言い伝えが残されていますが、そのひとつとして、首里玉陵に祀られているはずの尚円王の後妃おぎやかの名が石厨子に刻まれており、今なお、謎に包まれています。この他にも、国指定重要文化財である銘苅家住宅など、尚円王ゆかりの史跡等が数多く遺されていて琉球王朝時代の面影を偲ばせています。歴史の島・伊是名村では、金丸が島を追われるきっかけとなった伝説の水田、逆田が近年修復されたのをはじめ、伊江島の美女真嘉戸と伊是名の松金の悲恋の地として知られる美織所、子宝に恵まれると言われるウフルガーなどの史跡が、祖先からの言い伝えに彩りを添えています。



■村指定重要文化財

●伊是名ノロ殿内の大デイゴ

●美織所(ちゅらいんじょ)

●通水(かいみじ)

●逆田(サータ)

●土帝君(諸見、勢理客)

●サムレー道

●イゼナガヤ

●二かや田の拝領品(籠)



内花を除く各字には、県指定文化財の神アサギがあり、祭事の聖域として神秘的な雰囲気を醸し出しています。また、豊かな自然を誇る伊是名村では、珍しい植物等が自生し特に字伊是名のノロ殿内にあるデイゴは、樹齢三百年余の雄姿を誇り毎年、大輪の花が満開し、悠久の歴史を語ってくれます。岩陰やくぼみに生育するイワヒバや、県内では渡嘉敷島と伊是名島にしかみられないイゼナガヤがたくましく根をはっています。こうした先人たちが守り育ててきた遺産や自然を後世にしっかりと伝えていくことが大切である。